お知らせ
コロナワクチン接種と免疫について
2021年8月3日
最近通院患者様からコロナワクチン接種の可否について問い合わせが多くなっております。基本的に、急性の疾患(現在風邪を引いている、帯状疱疹など発症している)や過去にアナフィラキシーを起こした人以外の方について当院通院中の方は接種可能と思われます。薬の飲み合わせなどについても特段問題ないと考えます。
ここからは私見です。コロナワクチンについて重症化予防には効果があるとされておりますが、感染予防についてはデルタ株にて低下傾向にあるというデータがでてきており、ワクチンでの集団免疫の確立は困難になりつつあります。従来と話しが変わってきております。抗体価も時間とともに低下するデータもでてきており、イスラエルなどワクチンを先に打った国では3度目のワクチン接種が開始されております。
ワクチン接種について感染予防効果は低下し集団免疫が困難になる一方、重症化予防にはいまだ効果的という点からいうと、65歳以上の高齢者、40歳以上の持病持ち(高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喘息、喫煙者、担癌患者)以外の方では積極的なワクチン接種の意味が薄らぎつつあります。接種のメリット・デメリットを慎重に検討の上、自分自身で判断して接種された方がいいかなと思います。
ただしどの年代でも全員に共通して有効なのは自己の免疫力の強化です。TVやネットニュースではソーシャルディスタンス、マスク、換気などの環境面の問題やイベルメクチン、抗体カクテル療法などの治療方法については様々な議論がありますが自己の免疫力を上げることへの議論はワクチン以外皆無に等しいです。数値化ができないことで論点になりにくいのでしょう。ただし、クラスターが起こった場所でも感染する人、しない人がおり、宿主側の免疫力・抵抗力は非常に重要な要素と考えらます。
今後コロナウイルスがどんな変異をしようとも自己の免疫で制御できると考えれば、ワクチンの接種ができない! 薬が効かない! などと恐れることは少なくなると思います。過剰な不安感は免疫力に影響するので注意が必要です。人間の自然治癒力は非常に大きいので、医療ばかりでなく自分の力を信じることも大事です。
当院は心療内科ですが、基本的な生活習慣やバランスのよい食事、適度な運動の有無が心や脳の問題に大きく関わっていることは日々実感しております。単なる寝不足やゲームのやりすぎ、偏った食事内容、酒の飲みすぎなどがうつ病の原因だったりします。過去のお知らせにも書いた内容ですが、免疫力を上げるまたは保つために必要な配慮を下記に箇条書きにするので参照ください。親が子供にいうような当たり前なことなのですが、意外とできていない方が多いですね。
・無理しないこと。
・よく眠ること。夜更かししないこと。
・バランスのいい食事を心がけること。食べ過ぎないこと。たまに断食すること。
・適正体重を維持すること(BMI18以上25未満)
・腸活をして便秘を予防すること。
・よく噛むこと。一口30回以上。
・適度な運動をすること。散歩・ストレッチ程度でよい。
・日の光を1日30分程度浴びること(真夏は10分程度でもよい)。
・よく笑うこと。嫌なことは忘れること。
・余計なストレスを溜めないこと。受け流すこと。
・むやみに怒らないこと。
・歯磨き、歯石除去をしっかりやって口腔内を清潔に保つこと。
・鼻うがいをすること。
・毎日お風呂に入ること。
・お酒は控えめにすること。週3日以上は休肝日とすること。
・喫煙しないこと。
・からだを冷やさないこと。
・サウナでサ活をすること。