お知らせ
休職と復職について
2021年2月1日
適応障害でも症状の重い方や職場環境の問題が大きい場合休職に至ることが多いです。ここでは休職から復職に至る過程について説明致します。
①精神症状や職場環境から休職が必要となった場合、多くの会社では「診断書」の作成が求められます。当院では必要時即日診断書(税込み3300円)を作成させて頂いております。ケースバイケースですが適応障害の場合は「1か月弱の自宅安静」の指示をすることが多いです。
②休職中は1~2週間に1回の通院になります。給与については有給休暇が残っている場合は有給の消化で、有給に残がない場合は病気休暇という形になることが多いです。病気休暇では、傷病手当が支給される場合が多いです(就職してからの期間など制限あるので注意)。
傷病手当金の支給には下記のような診断書が必要になりますので、通院時に持参ください(作成費用は3割負担で300円程度です)。

③精神症状が十分に回復したと判断された場合、今度は復職へ向けての準備となります。多くの方は復職に至りますが、症状回復したにもかかわらず退職に至る方も多いです。職場環境の調整が困難な場合や人間関係が破綻している場合、復職リハビリなどの制度がそもそも職場にない場合などのケースで散見されます。復職に際して、休職状態からいきなり通常の出勤状態に戻ることは難しいと思います。一定期間の心身のリハビリが必要になります。当院では下記の内容のプリント及び生活リズム表(記録表)をお渡しして、復職可能かどうかの判断をしております。
④復職可能であれば、復職可能の診断書を作成致します。会社によって復職時は診断書が必要ない場合もありますので、人事課または上司に必要の有無をお尋ね下さい。
⑤復職後については月1~2回の通院になり、問題なく出勤できていれば終診となります。
スムーズな復職のために
<復職に向けてのチェックリスト>
不安感や抑うつが回復し、意欲が少しずつでてくると、職場復帰を考え始めると思います。休職中の方の多くは、ほとんどの時間を自宅で過ごされるため、通勤していた時に比較して活動量が大きく低下しております。スムーズな復職のためには、休職中でも出勤を意識したリハビリが必要になります。
まずはゆっくりと休養し、生活リズムを十分に整えて下さい。別にお渡しする「生活リズム表」の作成も併せて行ってください。
具体的に取り組んでおきたい事項について下記のチェックリストに挙げていきます。これらの事項が無理なくできるか確認されてから、復職可能の診断をしたいと考えております。
また復帰リハビリテーションという制度のある会社も多いので、職場の上司・人事課・産業医の方と相談し可能であればその制度も是非ご利用下さい。
【就業を意識した生活リズムを整える】
□通勤時間に合わせた時間帯に起床・就寝ができますか?
□日中、昼寝をせずに起きていられますか?
□ウォーキングなど適度な運動ができますか?(1日5000歩程度)
□身だしなみと整えて外出ができますか?
□日中、図書館などの公共の場で過ごすことができますか?
□通勤の練習は可能ですか?実際に会社に時間通り行けますか?
□業務に関連した内容の新聞記事、雑誌、書籍、Webサイトなど集中して読めますか?
【復職に当たっての心構え】
□職場復帰をしたい、仕事をしたいと自然に思えますか?
□休職に至った原因・背景について自分なりに分析はできていますか?自分なりの対処はできますか?
□再発予防について考えていますか?(物事のとらえ方を見直す、相談を早めにするなど)
